このように講師ごとに個性豊かな授業スタイルをeラーニング上でも再現できないと、eラーニングは対面教育よりおもしろくないという評価になってしまいます。
eラーニングにはeラーニングに適した教育方法があるので、教師もそれに合わせるべきだという議論はここでは無用です。
それではだれもeラーニング上で教育をしなくなります。
たとえ、誰かが教育をしたとしても、それでは画一化されたつまらない授業以外の何物でもないのです。
では、このような個性豊かな先生のスタイルを崩さずにeラーニング上で再現することは可能でしょうか。
まったく同じように個性を伝えることはできませんが、さまざま道具を用意することで、先生はそれらの道具を使いこなして個性を発揮しようとするでしょう。
eラーニングの技術者がベストと思う方法を一つ提案するのではなく、できるだけ多くの道具を使いやすい形で用意することが必要です。
例えば、授業中に受講生が騒がしいときに、注意をする方法もいろいろあると書きましたが、生徒が騒がしくなるのは授業が単調で飽きてきたからです。
その信号として生徒の態度が変化し、それを察知した先生が、気分を転換するためにさまざまな行動を取るわけです。
eラーニングでも、受講生が飽きないように工夫することは重要です。
あまり大きな声を出してもパソコンのボリュームが絞られていては効果がありませんが、音の大きさではなく、音質や音の種類に変化をつけることは可能です。
太鼓やドラムの音を用意しておいて、クリックするだけで鳴らすことはできます。
携帯電話の着信音や動物の鳴き声なんかもおもしろいかもしれません。
自分の声のキーを変えることもできます。
カラオケのようにエコーをかけるとか、歌に自信のある人はいきなり、カラオケで歌い出すと言うのはどうでしょう。
eラーニングならではの工夫はいくらでもできます。
音ではなく画面でも工夫はできます。
教材を提示している画面の色を突然真っ黒に変えるとか、画面にかわいいキャラクターを表示きせる、そのキャラクターが踊り出す、お昼時ならおいしそうなラーメンの写真を表示するなんて言うのはどうでしょう。
どうしても単調になりがちな画面での学習でも先生の個性でおもしろくすることはできます。
テストの採点も、単純に数字を入れるのではなく、一人ずつにコメントをつけることができる機能や、授業中の発言(掲示板やチャットでの発言)や、提出したレポートなどを参照しながら採点できる機能、一人ずつの顔写真を見ながら採点する機能なども欲しいところです。
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